淋菌感染症の男女比

淋菌感染症の男女比

淋菌感染症になったかもと思ったら、ほかの人たちもどれくらい同じ病気になっているのか気になることもありますよね。
たとえば男女比はどうなっているのでしょうか?
国が作っている統計によるとこの病気は男性の患者が多い病気になっています。
たとえば平成30年に関しては淋菌感染症の患者は約8000人、そのうち男性は約6300人、女性は約1700人になっています。

男女比は約80%が男性、残りの約20%が女性といった計算になります。
これは平成30年のデータとなり、ほかの年になるとまた患者数が変わりますが、基本的に淋菌感染症の総数の半数以上を男性が占めるといった男女比になっています。
このデータを見ると男性にとってはよくある病気だと感じられるかもしれません。
症状に気づいたときは早めに病院を受診して治療しましょう。
男性の症状については泌尿器科や性病科で診察を受けられます。

男性の淋菌感染症の原因とは

ご紹介したようにデータ上の男女比で見ると男性の患者数が圧倒的に多く、男性にとってはよくある病気となりますが、その感染源はどこになるのでしょうか?
この病気は性的な接触でうつる性病の一つで、多くの場合はすでに感染している女性が感染源となるでしょう。
男女比で見ると少ないとはいえ、感染者は確かにいるわけですから、すでに感染している相手と性的な接触を持ってしまうと自分も感染します。

女性は男性よりも患者数がずっと少ないのだから、感染者に当たる確率も低いように思えるかもしれません。
しかし先にご紹介したデータは病院で確認された患者数となります。
病院に来ていない患者はカウントされません。
女性の性器淋病は症状が出ないことも多く、自分が感染者だと気づいていない女性も多くいると考えられています。
本人に自覚がなく、統計でも感染者としてカウントされていなくても、実際には淋菌感染症になっているのなら、その相手は感染源になりえます。
女性は淋菌感染症になりにくいわけではありませんから、女性と性的な接触をもつ男性も十分に注意が必要です。

このほか、男性にとって感染する原因となりやすいのは風俗です。
風俗店は不特定多数の男性が利用していますから、お店で働いている女性を介して性病をうつされる可能性があります。
特定のパートナーがおらず、直接の性行為をしていなくても、風俗の性的なサービスを通して淋菌感染症になる場合はありますから十分に注意が必要です。
男性にとって結局は性的な接触が感染の原因になりますから、統計で確認されている男女比に関わらず注意してください。