風俗は淋病などの性病感染の温床になっている?

性病の感染ルートのひとつと考えられる風俗ですが、頻繁に通っているけれど感染していないから問題ないと考える方は多いです。
では、実際のところ風俗は淋病などの性病感染の温床になっているのでしょうか。
それとも本当に何ら問題はないのでしょうか。

その答えは残念なことですが、日本において風俗店は性感染症のルートのひとつとして考えられる事実は認めなくてはならないのです。
それは、日本性感染症学会が発表した風俗嬢の原因菌保有率の数字が証明していることで、のどでは約5人に1人が、性器では約3人に1人が原因菌に感染しています。
これはあくまでも単純計算の結果ですが、風俗嬢の性病感染率の高さを知ることができるので、風俗を頻繁に利用する方は感染のリスクにさらされていると言えるのです。

ただ、この結果は風俗は淋病などの性病感染の温床になっているので、男性は利用を控えるべきという論調を正当化するための武器として使われていると言えます。
つまり、風俗嬢の性病罹患率が高いので利用は控えるべきといった論調は非現実的で、淋病などの性病感染の本当の解決にはつながらないのです。
淋病などの性病感染を本当に解消するためには、なぜ性風俗産業が性病感染の主要ルートになってしまっているのかを考える必要があります。
その理由から逆算していくことで、風俗を利用しても性病感染を防ぐために抑えるべきポイントが見えてくると言えるのです。

まず淋病などの性病感染対策としては衛生環境の改善というのがあって、衛生対策については風俗嬢からお願いされることも多いです。
ただ性病感染のリスクを軽減するのであれば、これだけでは不十分で、利用する男性自身もコントロールできる範囲の対策をする必要があります。
その為に考えなくてはならないのが場所で、利用するお店やホテルの衛生対策がしっかり行われているのか、サービス前後の衛生管理がしっかりしているのかなどを確認することです。
また衛生対策としてはアフターケアも含まれることで、プレイ後に風俗嬢とお別れした後にもう一度ゆっくり入浴して、手洗いや歯磨きも併せて行う必要もあります。

もうひとつの対策としては、風俗嬢の接客人数をある程度コントロールするということで、つまり利用するお店を選ぶことです。
具体的には、お店の女性の出勤頻度が少ない、お店を利用する客層が限られている、女性が1回の出勤で相手にする客数が少ないなどが実施されているお店を選ぶと良いでしょう。
そして何と言っても性病は粘膜同士の接触で感染するということを理解して、粘膜同士が接触する機会が少ない風俗店を利用するというのも賢明な手段です。